Q1.
福よせ雛プロジェクトって何ですか?
A1.
現代の諸事情によりご家庭で飾ることができなくなったお雛様。まだ美しいまま“やむをえず手放さなければならないお雛様をもう一度何かに役に立ててあげたい”という持ち主様の思いを受けて立ち上げたプロジェクトです。お雛様たちは「福よせ雛」に生まれ変わり人や施設や地域をつなぎ各会場で新たな生活を送っています。
Q2.
いつ、どこで、始めたのですか?
A2.
平成21年に発案され、平成23年に名古屋市「文化のみち 二葉館」で福よせ雛を展示・発表、プロジェクトを立ち上げました。
以後、プロジェクトの主旨に賛同し理念を共有している各団体や地域・施設とともに毎年「福よせ雛」を開催しています。令和6年現在で第14回目を迎え、名古屋を中心に、愛知・岐阜・鳥取県・広島県・滋賀県・兵庫県・岩手県・北海道の全32会場を数え、官・民の枠を越えて参加・協力をいただきながら運営しています。
Q3.
どのように運営しているのですか?
A3.
福よせ雛プロジェクト本部事務局と、参加各チームが協力しながら運営しています。
プロジェクト本部の管轄会場は文化のみち二葉館、白鳥庭園、名古屋城、東山スカイタワー、中村公園、ヴォーグ学園名古屋校、愛知県警中村署、平針運転試験場、イーブル名古屋です。それ以外の会場はパートナー会場として地域独自の感性を生かした「福よせ雛」が登場しています。
Q4.
雛人形はどのような所から託されるのですか?
A4.
プロジェクトの主旨に賛同いただいた持ち主様から雛人形をお預かりしています。
また、セット外れ等の理由で新品のまま世に出ることなく処分される雛人形もお預かりしいます。
Q5.
お雛様と福よせ雛はどう違うのですか?
A5.
お雛様は、節句人形として持ち主様の健やかな成長を見守る役目と日本の節句文化の伝統を受け継ぐ役割を担っています。
「福よせ雛」は、お雛様の役目を終え人形としての第二の人生を楽しんでいる人形たちなので、お雛様の既成概念にとらわれずに、現役のお雛様時代にはできなかったいろいろなことにチャレンジしたりしています。ですから、現役のお雛様と福よせ雛は姿は同じでも全く異なる人形なのです。
Q6.
福よせ雛の役目って何ですか?
A6.
人々に「笑顔と福をよぶ」という役割を与えられた福よせ雛は見る人が思わず笑顔になるような「ユーモアと愛嬌のある表現」で現役のお雛様時代にはできなかったことにチャレンジしてみたり、各会場でお客様のおもてなしやいろいろなお手伝いをしています。お雛様から「福よせ雛」に生まれ変わって、各会場で与えられた役目をもって過ごしています。
Q7.
役目を終えた人形はどうなるのですか?
Q7.
福よせ雛として役目を果たし終えた時に、感謝の気持ちを込めながら処分いたします。
結局捨てるのではとのご意見もありますが、その意味は全く異なり、捨ててしまうその前にもう一度何かに役立てることで、持ち主様の気持ち(心残りや手放す心苦しさ)を汲みながら、再び生かす工夫をする取り組みを通て“ものを大切にする心・工夫して使う心”を育む一助としていきたいと考えています。
Q8.
福よせ雛に対してどのような思いを込められているのでしょうか。
A8.
福よせ雛プロジェクトは、「手放してしまうけれどもう一度何かに生かしてほしい」という持ち主様の思いを大切にして取り組んでおり、日本人形をオカルト的に扱ったり不気味さを助長するような表現は不動徳だと考えています、福よせ雛は見る人が笑顔になるような、楽しさとユーモアと親近感のあるお雛様なのです。
プロジェクトの主旨や表現の意図が伝わらないままに福よせ雛をご覧いただいた方の中には「雛人形にふざけた表現をしている」とお感じになる方もいらっしゃいますので、今後はプロジェクトの主旨をご理解いただけるよう、情報発信をしてまいります。
Q9.
どんな方が見に来ますか?
A9.
女性を中心にお子さん、男性、老若男女幅広くお越しただいています。各会場毎に特色があるので複数の会場をめぐる方、毎年お越しいただく方、カメラで撮影をされるも増えています。開催地域の地元の方、県外や遠方の方、外国人観光客など様々な方にお越しいただいており、参加会場相互にPRすることでお互いの集客乗効果も上がり、福よせ雛開催期間に併せてイベントを行う参加会場も増えています。
Q10.
福よせ雛への参加条件は?
A10.
福よせ雛の主旨にご理解とご賛同をいただいた上で、各会場が競いあうのではなく協力しあえる関係づくりをすることを条件とし、プロジェクト本部が参加認定を行っております。
福よせ雛の開催前には全体会議を開催し、全会場に関わる検討事項の話し合いをしたり、参加会場相互の交流の機会づくりをしています。
各会場の企画運営については、会場の性質に合わせて本部と各会場が個別に話し合い、協力しながら行っています。
Q11.
各会場の福よせ雛への参加理由は?
A11.
参加会場には、町づくり会場、民間施設、公共施設があります。
町づくり会場や民間施設は「既にお雛様イベントを開催しているが、他のイベントと差別化したい」「閑散期の集客につなげたい」、「お客様にお越しいただくきっかけをつくりたい」など、福よせ雛という共通の取り組みに参加し広くPRすることで、単独のPRやイベント開催では集客が難しい域・施設も、、認知度や集客効果をあげることができるため、参加をご希望いただく地域・施設が年々増えています。
公共施設では、社会貢献や環境、文化的な観点からも有意義な取り組みであるとご理解をいただき、参加協力をいただいています。
当プロジェクトは平年29年より、名古屋応援事業
「なごやなんて、だいすき事業」に認定され、行政のご理解とご協力をいただきながら運営しています。
名古屋応援事業(Save The NAGOYA事業)
https://www.facebook.com/nagoyacitypromotion/posts
Q12.
各会場の特色は?
A12.
福よせ雛は、町づくり会場・民間施設・公共施設など、性質の異なる会場の特色を生かし、会場それぞれにテーマを設け開催しています。
福よせ雛を初めて発表した「文化のみち 二葉館」では、福よせ雛発祥の地としてプロジェクト全体の紹介を、各会場では地域や施設の特色を生かした福よせ雛たちがみなさんをお待ちしています。
※各会場の開催の様子は、福よせ雛プロジェクトホームページの
各会場紹介または各会場のホームページをご覧ください。
福よせ雛プロジェクトホームページ
Q13.
福よせ雛は全部で何体ですか?
A13.
各会場に人形数は異なり毎年変動しますが、ひとつの会場で1000体以上の会場もあり、全会場の総数は数万体となります。
Q14.
福よせ雛はなぜいろいろな会場で開催されているのですか?
A14.
福よせ雛は、参加する会場同士が協力しあえる関係づくりと、長く続けてゆくことを理念として運営しています。
理念を共有することができれば参加会場の条件を制限しないため、性質の違ういろいろな会場で開催されています。
プロジェクトに一緒に取り組むことで、相互にPRし合い、互いに集客効果を高めたり、縁のなかった施設や地域、団体の間に交流が生まれたりと、共同で取り組む相乗効果が生まれています。
お客様にとっては、会場ごとに特色や個性があり、同じ会場でも毎年内容が変わるので、各会場を周遊したり繰り返し訪れる楽しさがあり、長く続けることのできる取り組みとして注目されています。
Q15.
福よせ雛の今後は?
A15.
福よせ雛は手放さなくてはならない雛人形を再資源化し「資源を大事に使う工夫」をしながら「みんなで協力しあい広域的な地域活性につなげること」「プロジェクトに関わる全ての人に笑顔と福よぶこと」を目的としています。
官・民の枠組みや県・市町村の枠組みを越えて目的を共有し、同じ取り組みを行う先駆的なプロジェクトとして、垣根のない広域的な地域活性の輪が広がることを願って活動しています。
今後は福よせ雛に生まれ変わるお雛様や、福よせ雛を引退する雛人形の循環ネットワークを構築しながら、日本の文化的な資源を守り、そして生かす工夫を重ねてまいります。
また、「福よせ雛」をきっかけにして日本の文化風習・伝統などへの興味喚起と継承、海外へむけての日本の魅力発信や文化交流にも寄与していける取り組みに育てていきたいと考えています。
お問合せ先
福よせ雛プロジェクト事務局
一般社団法人 日本社会文化教育機構
代表理事・吉野孝子
〒456-0031名古屋市熱田区神宮3-7-26
たから神宮ビル6階 TEL 052-755-0768
http://www.fukuyosehina.jp/